ドライブレコーダーが録画できない、録画されていないSDカードトラブル

テレビのニュースでもあおり運転や無理なクルマの幅寄せや交通事故など連日ニュースを目にする機会が増えています。そのようなトラブルの際に役立つのが「ドライブレコーダー」です。通称「ドラレコ」。

最近の「ドラレコ」は前方の様子だけではなく、左右と後方の様子まで録画可能になっています。

しかし、一方で「国民生活センター」や「消費者相談センター」に、この「ドライブレコーダー」が録画されていないという相談が年々増加傾向にあるといった問題が浮上しています。

せっかく万が一のための保険として、高いお金を出して「ドライブレコーダー」を購入しマイカーに設置しているのに、録画されていなければ、全く意味がありません

「ドライブレコーダーが録画できない」または「録画されていない」トラブル原因

このような「ドライブレコーダーが録画できない」または「録画されていない」トラブルの原因は主に2つあります。

「ドライブレコーダー本体」または「SDカード」のどちらかです。

「ドライブレコーダー本体」の故障はおおよそ5年程度で発生するといわれています。
一方「SDカード」の故障は1年未満に発生するといわれています。

クルマの使用頻度や運転時間によっても違いますが、使用頻度が少なければ「SDカード」の故障は2年程度といわれていますが、クルマのスタートボタンやキーを廻してエンジンスタートを毎日、または1日に何回も繰り返していると、その都度、通電と電源オフを繰り返すことになるので「SDカード」の劣化スピードや故障スピードが飛躍的に高まります。

SDカードは定期的に交換

「SDカード」は1年未満の故障率が非常に高いため、1年毎、または半年単位で新品に交換する方が安全です。

「ドライブレコーダー」を購入し設置しても、「SDカード」そのものが故障していれば、いざという時に「録画されていない」という悲劇に会います。

書き換え方式と耐久性

MLC

一般的なSDメモリーカードは「TLC書き換え方式」か「MLC書き換え方式」のどちらかを採用しています。

  1. シングルレベルセル(SLC)耐久性:高い
  2. マルチレベルセル(MLC) 耐久性:普通
  3. トリプルレベルセル(TLC)耐久性:低い

 

pSLC書き換え方式は、一般的な「TLC書き換え方式」のSDカードと比較して、100倍ほど長持ちします。高品質SDカードで採用しているMLCと比べても約10倍ほど長持ちします。

高耐久という意味では、「SLC」が圧倒的なのが現状です。

ですが、MLC・TLCはなによりも大容量化に優位性があります。またMLC・TLCは価格も安く、交換頻度を高めても財布の打撃が少なくて済みます。

通常、「ドライブレコーダー」を購入した時に付属しているSDカードはほとんどが安物なのでTLC方式で小容量です。いわばお試し版みたいなSDカードです。

耐久性も低い上、容量が少ないので「ドライブレコーダー」で使用した場合、スグに壊れる可能性が非常に高くなります。

「ドライブレコーダー」のSDカード選び

1回あたりの運転時間が長いけど、使用頻度が低いケース、例えば、週末にはドライブや旅行をするけど、普段はクルマの運転をあまりしない人の場合、大容量の「TLC」のSDメモリーカードが向いています。

尚、「TLC」なら128GB以上を選べば、価格は3500円と数GBの安物と比べて若干、高く感じますが、「MLC」や「SLC」ほどの耐久性の高さはない代わりに、交換頻度を増やすことで実用性が高くなります。

SDカードMLC書き込み方式64GB

「MLC」の64GBの価格は6000円程度ですが、1日の間に何回も短い距離を走っては車から降りてといった使い方に向いています。「TLC」の64GBは1500円程度なので、4倍ほど違います。

毎日、クルマを運転する人は、「pSLC」の32GB以上の一択でしょう。価格は7000円ほどかかりますが、高耐久なので32GB容量でも、長く使い続けることが可能です。

クルマの使用頻度が低く、1回あたりの運転時間が短い:「MLC」の64GB以上
クルマの使用頻度が低く、1回あたりの運転時間が長い:「TLC」の128GB以上
クルマの使用頻度が高く、1回あたりの運転時間が短い:「pSLC」の32GB以上
クルマの使用頻度が高く、1回あたりの運転時間が長い:「pSLC」の32GB以上

また、ケンウッドのSDカード寿命告知機能対応ドライブレコーダーが発売されているので対応SDカードと一緒に使用すると交換時期の目安が分かりやすいかもしれません。

「ドライブレコーダー」のトラブルを防ぐためには

KENWOODのpSLC書き込み方式32GB

録画できなかったり、そもそも録画されていないドライブレコーダーなんて付けていてもまったく意味がありません。

このような録画できていなっかりする不具合の原因は、SDカードの耐久性と容量が車の使用頻度や距離と合った、SDカードを選んでいないことが原因です。

SDカードの交換はクルマのオイル交換同様に、半年に一度程度を行っていれば、安心です。
メンテナンスやオイル交換の頻度があまり高くなくても、1年に一度は、SDカード交換とオイル交換を行っていくことで、安心を手にいれることが出来ます。

では、SDカードを常時録画で記録できる最大録画時間はどれくらいなのかと言うと、
容量が32GBの場合、おおよそ8時間程度です。1ファイルは約4分で区切られながら、保存され続けます。おおよそ約120ファイルが作成可能です

尚、Gセンサー(重力・衝撃感知)が搭載されている場合、衝撃を検知した時のファイルと、その前後のファイルが自動的に保護されて、上書きされなくなります。

なので、通常、事故などの衝撃が発生した場合、前後時間を含めて約12分間の映像が残ります。
1ファイルあたりの時間とか、保護されるファイル数とか、そういう設定は機種によって変わります。

また、問題となるのは、事故ではないが、危険な幅寄せ運転やあおり運転に巻き込まれた場合などには、出来るだけ早く、SDカードを抜いて、上書きされないように作業する必要があります。

高速道路などでは車両の停止も危険な行為なので、スグにはできないケースもあるかもしれませんが、危険なあおり運転に巻き込まれたりした場合、できるだけ近くのサービスエリアに入り、駐車場で車の電源を切り、SDカードを抜いておく必要があります。

良くあるトラブルの1つに、録画されていたのに、SDカードを抜かずに使用したためデータが上書きされ、証拠画像が写っていなかったというケースもあります

ドライブレコーダーに使うSDカードは大容量のものが良いのですが、その上で「pSLC」の高耐久SDカードを使用した方が、いざという時に頼りになります。

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